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コラム ~燈々無尽~

燈々無尽

このコラムは高千穂町の広報誌にも「病院だより」として掲載しています。

第41回

新年のご挨拶

久米 修一
平成30年1月

 新年、おめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
 
photo01[1].jpg 宮崎県内には当院を含めて、18の国保診療施設(市町村が国民健康保険を行う事業の一環として設置している病院・診療所のことです)があり、主に地域の医療を担っています。当院もこれに含まれます。これらの施設が所属する国民健康保険診療施設協議会(「国診協」と略称)という協議会があり、地域医療共通の課題である医師不足や看護師不足などの問題に取り組んでいます。宮崎県の国診協では、年に1回、宮崎市内で学会(宮崎県国保地域医療学会)を開いて、各施設の職員が自分たちの調べたことや、施設での取り組みなどを発表しています。昨年は、私がこの学会の学会長を務めさせていただきました。当院の院長がこの学会長となったのが、前回の柴田先生の時以来、10年ぶりでした。学会当日は、多くの演題発表と活発な討論があり、また、特別講演にお招きした、長崎大学の前田教授には、地域医療について示唆に富む講演をしていただき、大変盛況でした。残念ながら、台風22号のため、2日目が中止となったので、3月に追加の研究発表を予定しています。
 
 公立病院の最も重要な役割は、もちろん「診療」ですが、新しい医療を調べ、生かしていくためには「研究」も必要ですし、若い人材を育て、地域に根付いてもらうには「教育」も欠くことのできない使命と考えています。 昨年は7名の研修医、3名のクリニカルクラークシップの学生が高千穂に来てくれました。彼ら、彼女らが、将来、何らかの形で高千穂の医療に関わってくれたらと思っています。
 
 本年も、職員一同、頑張ってまいりますので、よろしくお願いします。

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