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院長の部屋

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平成28年1月 新年のご挨拶

 新年、おめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
 今回の年末年始の休日は6日間で、外来患者約138名、緊急入院7名、救急車10台と例年と比べて平穏な年明けでした。
私も12月31日に出勤し、病棟の回診を行いました。主治医も緊急入院や入院患者の変化に対応しました。

 一昨年の12月に4階の60床が療養病棟に転換された影響で、3階も4階も病床利用率が高くなりました。一昨年の1月から11月までの急性期病棟全体の病床利用率が56.3%~75.1%(平均65.4%)に対して昨年の急性期病棟の利用率は81.7%~91.3%(平均86.2%)でした。興味深いことに療養病棟の病床利用率も60.8%~86.7%(平均73.2%)と上昇しています。療養病棟ができるまでは長期の入院が必要な患者さんは熊本県の療養型病院へ転院してもらっていましたが、今は転院せずに済んでいます。

 高千穂町は、検診のデータで見ますと、宮崎県内で最も高血糖の人の割合が多い町となっています。そこで、昨年10月から12月にかけて、保健福祉センター(げんき荘)と協力して、ドクター出前講座を行いました。当院の内科医が高血糖や高血圧について、整形外科医がロコモティブシンドロームについて、そして外科が癌について講演をしています。担当医が役場や商工会、公民館に出向いて話をしました。
 
また、11月には住民の皆様と当院職員の交流の場となる第2回目の「けんこうフェス」がありました。今回は宮崎県のドクターヘリにも来てもらい、入場者数も昨年より増えました。

 院内では、毎年3月頃に各部署による発表会を行っていますが、昨年は初めて委員会による発表会を11月に行いました。当院には褥創委員会、輸血管理委員会、臨床検査適正化委員会など、27の委員会があり、いろいろな活動を行っています。一つの部署のみでは解決できない問題などを、いろいろな職種(医師、看護師、事務職員、薬剤師、栄養士、検査技師、リハビリテーション専門職 等)のスタッフが集まって協議し、計画し、実行に移しています。ただ、通常業務をしながらの活動になりますし、規模の大きな病院と比べるとスタッフの数も限られますので、一人で多数の委員会を掛け持ちしているのが現状です。その中で、各委員会がパワーポイント・ファイルを作って活動報告をしていました。

 私が高千穂に来て9ヶ月になりますが、この病院が高千穂町の皆様に、とても頼りにされていると感じています。この期待に応えるためにも、この病院でやれる事はできるだけやっていきたいと思います。そして、病院としては、そのようなスタッフが働きやすい環境を作っていく必要があると思っています。

 本年も、これらの活動をはじめとして皆さんが気持ちよく、安心して町立病院を利用していただけますよう、職員一同、頑張ってまいりますので、よろしくお願いします。

平成28年1月
病院長 久米 修一

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