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コラム ~燈々無尽~

燈々無尽

このコラムは高千穂町の広報誌にも「病院だより」として掲載しています。

第1回

「病院だより」

院長 箕田誠司
高千穂町広報誌2013年8月号掲載分

町民の皆様には、日頃、町立病院をご利用いただきありがとうございます。この度、病院をより開かれた、皆様の身近な病院にしていくために「町立病院だより」として、高千穂町広報誌に定期的に情報発信をさせていただくことにしました。医師をはじめ、病院に勤務する様々な専門職が交代で担当の予定です。
さて、第一回の今回は、院長として、「町立病院をこんな病院にしたい」、と思っていることをお話しして、トップバッターの役割を果たします。
こちらに赴任してから、1年を過ぎましたが、「もっと地域に開かれた、患者さんが中心の病院にしたい」、「より患者さんの立場に立った対応のできる病院にしたい」、「みんなが安心して任せられる病院にしたい」と思って活動してきました。患者さん中心(人権を尊重した)の医療を実践することは、いい病院として全世界共通の理念です。しかし、残念ながら、当院においては、まだまだ個人や組織の都合が優先することもないわけではありません。しかし、それではいけません。
もう一つは、「町立病院を西臼杵の包括医療もできる真の中核病院としたい」ということです。包括医療とは平たく言えば、医療だけでなく、介護を含めた高齢化社会に対応した医療のことで、町立病院に課された大きな役割の一つです。敢えて「真の」書きましたが、まだ十分に西臼杵全体の住民の皆さんの期待に答えきれていないと思うからです。医療がしっかりしていなければ、安心して住めません。幸い、平成27年に西臼杵3町が結束して広域消防が設置されることになっており、救急医療のレベルアップが期待されます。今後は結束をさらに強化していく必要があると考えます。今後とも患者さんのことを第一に考えた医療のさらなる充実を目指して、頑張って行きますので、皆様にはご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

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