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院長の部屋

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新年度を迎えて

●高千穂町国民健康保険病院のホームページへお越し下さいまして、ありがとうございます。

3月末に内科常勤医の石原和明先生、塚本智大先生の異動がありました。2人とも内科診療に真摯に取り組み、多くの患者さんを診てくれました。皆さんにもお世話になりました。

代わって内科には、井口公貴先生、井口真由美先生、原田秀先生が赴任しました。既に外来、病棟、検査、救急外来などで活躍しています。

 高千穂町に西臼杵広域消防本部が設置されてから、今年の4月で6年が経過しました。それまでは町役場の職員達が救急患者さんの搬送を行っていたそうですから、大変だったと思います。当院の救急車の受け入れ台数も、2014年度は401台でしたが、その後、徐々に増えて、2019年度は520台となっています。特にご高齢の患者さんは、症状を自覚しにくく、重症になって意識がなくなったり、血圧が下がったりして初めて、周囲のご家族が気づくことも多く、救急車が必要になってきます。平日の8時半から、当院の医局で前日の救急外来の報告を受けますが、多い時は一晩で2台、3台の救急車が搬送されています。当院の会議室で、2か月に1度、救急隊員と郡内の救急担当の代表者、当院の常勤医が集まって事例検討会を行っています。西臼杵の救急隊員はよく勉強して、知識も手技もレベルが上がっており、救急救命士の資格を取る人も増えています。現場に到着した救急隊員が患者さんの状態を見て、心筋梗塞や脳出血、高エネルギー外傷(車から放り出された、車に轢かれた、高所墜落など)の可能性が高いと判断した場合に直接、ドクターヘリやドクターカーを要請した事例も、その事例検討会の中で、報告されています。こうした疾患は一刻を争います。現場で点滴を始めたり、気管内挿管をしたり、必要な時は胸腔ドレーン(肺の周りにたまった空気や血液を、除去する管)を挿入することで救命率が上がることが報告されています。宮崎大学医学部附属病院救命救急センター(落合秀信教授)、宮崎県立延岡病院救命救急センター(長嶺育弘センター長)はこれらの活動を積極的に行っており、昨年1月から10月までの10ヶ月の間に、西臼杵郡内だけで合計22回のドクターヘリの出動がありました。また、数は少ないですが、済生会熊本病院や熊本赤十字病院に運ばれることもあります。これらたくさんの人たちの努力によって、高千穂町の救急医療が支えられている事を知っていただきたいと思います。

話は変わりますが、当院は宮崎大学医学部附属病院、熊本大学病院からの卒後臨床研修医、また、宮崎大学医学部の医学生を受け入れています。研修医は1ヵ月間の地域医療研修、医学生は2週間の実習となります。各診療科の外来で、実際の診察を見学したり、病棟で看護実習を行ったり、その他、地域連携室、感染管理室、栄養科、検査室、リハビリ、レントゲン室など院内の様々な部署、そして院外の老人ホーム、開業の医院で研修・実習を行っています。研修後、実習後の感想文やアンケートを見せてもらうと、特に、往診や訪問看護、訪問リハビリが勉強になったと書いています。患者さんの生活環境を実際に見ることができたのも、貴重な経験だったようです。 これらの研修医・医学生が将来、1年でも2年でも高千穂で勤務してくれたらと思います。

本年度も、皆さんが気持ちよく、安心して町立病院を利用していただけますよう、職員一同、頑張ってまいりますので、よろしくお願いします。

令和 3年4月 院長 久米 修一

令和3年4月
病院長 久米 修一

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