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院長の部屋

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院長挨拶(新年度を迎えて)

 高千穂町国民健康保険病院のホームページへお越し下さいまして、ありがとうございます。

 今年度は珍しく、常勤医の異動がありませんでした。内科の、自治医科大学卒業の3人の先生(黒木大介先生、黒木美穂先生、興梠智子先生)は3人とも、引き続き当院への勤務が決まりました。宮崎県全体の自治医大卒のローテーターの医師数が減ると聞いて、心配していたのですが、これで内科は部長の押方先生、医長の伊瀬知先生を含めて5人体制が維持されます。当院は御高齢の患者さんの肺炎や心不全の入院が多いので、内科の常勤医の充実は不可欠と思われます。

 一方で熊本大学消化器外科医局には、1年以上固定での外科医派遣を希望していましたが、希望通りにはいかず、2ヶ月交代となりました。昨年度、熊本大学消化器外科全体で、定年などにより9人の外科医が退局しましたが、入局は3人だけでした。外科医の減少は全国的な傾向です。我々、医師は2年に1度、「医師届」と言うものを提出し、厚生労働省はこのデータを公表しています。図1はこれを元にしたグラフです。1994年当時の人数を1として、各診療科の医師数の推移を表しています。2014年の時点で、総数は増えて1.34倍になっています。これは医学部の定員増加などによるものです。診療科で最も増えているのが、精神科の医師です。1.5倍以上になっています。産婦人科や小児科の医師が減っているのが問題になっていましたが、最近はやや上向いてきています。これに対して最も人数が減っているのが外科です。約2割減っています。

 一部の診療科を抜粋して、棒グラフにすると、外科医の数が1994年と比べて19.4%減っているのが分かります。(図2)これは特に外科に入局する若い医師が減っているためで、きつくて、時間が制約される外科は敬遠されるようです。外科の後期研修に入った医師の数も4年間で655人減っています。

 今年度から当院に、クリニカルクラークシップとして、宮崎大学医学部の6年生が、臨床実習に来ています。各診療科での実習だけでなく、訪問看護や訪問リハビリの見学、 開業の先生のクリニックでの実習、特別養護老人ホームでの実習など、多彩なプログラムとなっています。医学生の医行為としては、比較的侵襲性の高くないものを指導医の指導の下に行うとされており、対象となる医行為については医療面接、診察法、静脈採血、末梢静脈確保など、決められていますから、患者さんに御迷惑がかかることはありません。2週間ずつ、今のところ2人だけの予定ですが、2人とも希望を出して、ここに来るようで、地域医療に興味がある学生のようです。可能な限りで結構ですので、実習への御協力をお願いします。卒業後に、いろいろな病院で研修を受けると思いますが、その後に当院で勤務するきっかけになればと思っています。

 本年度も、皆さんが気持ちよく、安心して町立病院を利用していただけますよう、職員一同、頑張ってまいりますので、よろしくお願いします。

平成29年7月
病院長 久米 修一

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