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研修医奮闘記

研修医奮闘記

当院にて地域医療研修に参加した研修医のコメントを掲載しています。

平成28年5月

高千穂での地域医療研修を終えて

研修医2年 南谷 曜平
熊本大学医学部附属病院 総合臨床研修センター

研修医写真(南谷)「先生たちも優しくて、いろいろ経験させてもらえるし、パワースポットとかも多くて、高千穂すごくよかったよ!」
地域医療の研修先を迷っているときに、後期研修医の先輩からこんな話を聞き、以前から高千穂峡に行ってみたかったという不純な動機もあって、即決で高千穂町国民健康保険病院を選びました。
 
病院の周辺は棚田や緑に囲まれた穏やかな雰囲気でしたが、病院での研修は毎日がとても刺激的でした。内科外来では肺炎や心不全、脳梗塞の患者さんを診たかと思えば、並行して消化管の内視鏡検査をするなど、1人1人の先生が臓器別の枠を超えて「総合内科」としてさまざまな疾患を診療されていました。
 
また、通常の外来・病棟業務だけでなく、0歳の赤ちゃんに予防接種をしたり、町内で数少ない開業医である佐藤医院に丸1日お世話になり、100歳超えの患者さん宅への訪問診療に同行させていただいたりと地域医療ならではのさまざまな経験をすることができました。さらに、週末には念願の高千穂峡や国見ヶ丘など絶景スポットを巡ったり、高千穂牛などの高千穂グルメを楽しんだりと、公私ともに充実した1ヶ月を過ごせました。
 
あちこちにクリニックがあり、24時間体制でいつでも血液検査や画像検査が行える救急病院にも容易にアクセスできる熊本市内とは全く違う、西臼杵郡の医療の現状に驚くこともたくさんありましたが、地域医療の現実を肌で感じられたことは今後の医師人生にとって大きなプラスになったと思います。院長の久米先生、内科の押方先生をはじめ、各科の先生方や、多職種のスタッフの皆さんに優しく温かくご指導いただき、とても密度の濃い1ヶ月となりました。本当にありがとうございました。

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